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ワット(watt,記号:W)とは仕事率や電力、工率、放射束、をあらわすSIの単位(SI組立単位)である〔国際単位系(SI) 日本語版 国際文書第8版(2006) 〕〔JIS Z 8203:2000 国際単位系 (SI) 及びその使い方〕。 == 概要 == ワットという名称は、蒸気機関の発展に大いに貢献したジェームズ・ワットにちなんで名づけられた。1889年の英国学術協会第2回総会で採用された。 ワットは固有の名称を持つ単位の一つで、1ワットは毎秒1ジュールに等しいエネルギーを生じさせる仕事率と定義され、SI組み立て単位で表すとジュール毎秒(J/s)である〔。すなわち、1秒あたりに変換・使用・消費されているエネルギー(仕事)を表す。ジュールがL2MT-2の次元なので、ワットはL2MT-3の次元となる。SI基本単位のみによって表すと、ジュールはm2·kg·s-2なので、ワットはm2·kg·s-3になる〔。 他の仕事率の単位との換算は、以下のようになる。 逆に、仕事率や電力の単位に時間の単位をかけたものは、エネルギーを表す単位となる。つまり、 :1 J = 1 W × 1 s である。 例えば、1キロワット(kW)の装置が1時間(3600秒)に消費するエネルギーは1キロワット時(kWh)〔1kWh=3600kWs〕となり、それは3.6メガジュール(MJ)に等しい。1メガワット日(MWd)は86.4ギガジュール(GJ)となる。これらの単位は電力関係で電力消費量(電力量)の単位として用いられる。 また、1 W = 1000 mWである。 SI単位系における表記規則に従い、記号の表記としては、大文字の「W」を用いる。小文字の「w」を用いるのは誤りである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワット」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Watt 」があります。 スポンサード リンク
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